レビューの詳細は、1917(4K UHD Blu-ray)/1917 命をかけた伝令/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。第一次世界大戦中の連合国とドイツ軍の戦いの最中、ドイツ軍が仕掛けた罠を回避するために、前線で戦う大隊の作戦を止めさせるために、二人の兵士が自力で大隊まで伝令を持って向かうというこの物語、映画の特徴として全編が1カットで撮影されたかのような編集技術により、効果的な映像表現を発揮している。当然、カメラの性能や俳優の演技から、全編を1カットで撮影できるわけはないのであるが、編集の効果によりまるで全編が1カットで撮影されているかのような感覚を味わうことができる。そのせいか、物語は主人公にずっと寄り添った展開になっており、意外とミクロな視点でのストーリー展開になっている。途中で意外な展開が待っているが、それもミクロな視点で描かれているために、衝撃度が高い。映像は4K/DOLBY VISIONで収録されており、高精細な映像かつ、戦場の臨場感を与える色彩が効果的に発揮されている。音響はDOLBY ATMOSで収録されており、EXOFIELD THEATERでヘッドフォン鑑賞してもヘッドフォンの外に空間が広がる広大なサウンドフィールドが形成され、遥か彼方でドッグファイトする戦闘機の移動感や、爆発物の衝撃度がこれでもかとばかりに鳴り響いている。この映画はおすすめ映画である。
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