レビューの詳細は、INCEPTION(4K UHD Blu-ray)/インセプション/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。2020年9月18日に公開されるクリストファー・ノーラン監督の最新作「テネット」のプロモーションとして公開10周年を記念してIMAXシアターで現在上映中の映画が、この「インセプション」である。IMAXシアターで上映しているのだから、劇場で見ようかとも思ったが、映画館に行く気力はなかったので、購入しておいた4K UHD Blu-rayでの鑑賞となっている。このアメリカ盤だが、4K UHD Blu-ray Playerの言語設定を日本語にしておくと、ジャケットに記載のない日本語字幕と日本語吹き替え音声が再生できるようになる。全世界対応仕様のようである。9年前に輸入盤Blu-rayで鑑賞しているが、当時は多分英語のヒアリング力が欠けていて、物語の複雑さについていけなかったと思う。今回は日本語字幕があるので、夢の多層構造の内容がよくわかるようになっており、その面白さが倍増している。映像は4K/HDR10での収録であり、元ソースがフィルムなのでネイティヴ4Kでの収録になっており、映像の臨場感が増している。解像度もまずまずだし、色彩の効果も魅力的である。音響はオブジェクト・オーディオではないものの、5.1chサラウンドの効果は抜群で、迫力ある音場を堪能できる。「テネット」でも時間の概念がドラマの中心となる中、この「インセプション」の鑑賞はノーラン監督の意図したものとして堪能できるのではないかと思う。
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