2012年から定期的にBILLBOARD LIVE TOKYOとOSAKAで開催されている佐野元春 & THE HOBO KING BANDのライブ「SMOKE & BLUE」、その初の映像化作品がこの「BILLBOARD LIVE TOKYO 佐野元春 & THE HOBO KING BAND SMOKE & BLUE 2019」である。今回、2019年4月4日の公演の模様を収録し、スペシャルゲストとしてTHE HOBO KING BANDから離れていた佐橋佳幸も参加したライブ映像になっている。僕は大阪のライブを体験しているが、このビデオ化は2-3曲はカットされたものになっていて、ノーカット収録ではない。BILLBOARD LIVEでは1日2回公演を開催していて、2-3曲は曲目が異なっていたので、そこの部分だけカットされているものと思われる。しかし、全国のファンの間でも見られた人が限定されているこのライブの模様がDVD/Blu-rayで収録されているのは大変貴重で、ライブの興奮が蘇ってくる。特にこのライブでは初の「コンプリケーション・シェイクダウン」の演奏は滅多にない機会が与えられ、ご機嫌な気分になっている。元々のライブの演奏時間も短いが、このビデオはわずか64分と言う収録時間で、気軽に見ることができる。アルバム「月と専制君主」と「自由の岸辺」と言うセルフカバーアルバムからの選曲がメインで、ライブならではのアクセントが感じられる。そして、佐橋佳幸も演奏した「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のジャム度はかなり高い。ファンとしては非常に嬉しいビデオ化であろう。
コメント