Schroeder-Headzのニューアルバム「ゲスト・スイート」を聴いての感想

Schroeder-Headzといえば、先日の11月28日に福岡でワンマンライブを開催している。僕はその2日後に佐野元春の大分のライブがあったので、肉体的に行けなくて、ちょっと残念な気持ちなのだが、おそらくそのライブで演奏された曲のいくつかは、このニューアルバム「ゲスト・スイート」にも含まれていると思われる。僕は単に「Schroeder-Headzのニューアルバムだ!」とばかりにネット書店に注文し、届くまで情報をシャットアウトしていたのであるが、このアルバム、Schroeder-Headzのデビュー10周年を記念してリリースされたアルバムで、新曲+既存の曲を様々なアーティストとコラボして再構築&リアレンジしているという一種のセルフカバーアルバムに近いものになっている。ポストジャズの異名を取るSchroeder-Headzではあるが、今回はボーカル入りの曲が多いので、ポップ寄りに傾いている感覚がある。まさか、土岐麻子との共作「杏仁ガール~Far Eastern Tale~」まで収録されているとは思わなかった。しかもラストの曲はボーカル渡辺シュンスケの「手紙が届けてくれたもの」。新境地に渡辺シュンスケが乗り出した記念すべき一枚だと思う。ちなみにこのアルバムリリースを記念してか、Apple Musicではこれまで発表したアルバム全ての聴取が可能。前まではJVCケンウッド・ビクターエンターテインメントのアルバムしかなかったので、朗報である。佐野元春ファンでSchroeder-Headzを聞いたことない人は、一度聞いてみるのもいいだろう。

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