レビューの詳細は、DUNKIRK(Blu-ray)/ダンケルク/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。2017年9月9日の記事で、IMAX 2Dのユナイテッド・シネマ キャナルシティ13で上映された「ダンケルク」の鑑賞レポートを書いている。今回、ホームシアターで改めて鑑賞したことになるが、家庭でもワイドテレビの大画面いっぱいに視界が広がるIMAXシーンの多用は、その独特の冷たいドキュメンタリー志向の映像体験を与えてくれるものになっている。また、IMAXシーン以外の画面も70mmフィルムで撮影されているため、Blu-rayで鑑賞しても高画質を提供するものになっている。音響がdts-HD MA 5.1chではあるが、劇場でも体感したハンス・ジマーの不協和音が終始鳴り響き、銃撃や爆音などの戦闘シーンは重低音が唸り、2時間を超えない映画なのに非常に鑑賞に疲れる、ハイスペックな音響になっている。これは本来は劇場で観るべき(しかもIMAXのフィルムシアターで)映画だとは思うが、IMAXどころかフィルム上映すらできない現在の日本の映画環境を考えると、一番の鑑賞スタイルはIMAXデジタルシアターで、次が大型テレビと5.1chサラウンド環境でのBlu-ray鑑賞がこの映画を体感できるものではないかと思う。
コメント