レビューの詳細は、WIND RIVER(Blu-ray)/ウインド・リバー/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。「アベンジャーズ」シリーズで共演しているジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンが、再びタッグを組み、ウインド・リバーと呼ばれるネイティヴ・アメリカンの居留地で起きた少女の殺人事件を追うクライム・サスペンス映画がこの「ウインド・リバー」である。ネイティヴ・アメリカンの世間での事件というのがこの映画の特徴の一つで、通常の世間とは違ったコミュニティを形成しているがゆえに、捜査が難航するというこの映画特有の展開がされていく。主人公のコリーとFBI捜査官のジェーンは、コミュニティに属していないため、そのコミュニティの異様さが浮き上がってきているような感がする。物語は意外と淡々と進んでいくのだが、クライマックスで事件の真相が明らかにされ、それに伴う一連の事件は、この映画の見所の一つだと言えるだろう。ウインド・リバーという土地での寒さが画面から伝わってくるところがこの映画の魅力の一つといってもいいと思う。また、音響も控えめながら、いざという時に効果を最大限発揮しているのは、いいポイントだと思う。映画ファンなら見ておいて損のない作品であると言える。
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