レビューの詳細は、wonder(Blu-ray)/ワンダー 君は太陽/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。R・J・パラシオの全米ベストセラー「ワンダー」をジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソン豪華共演の映画化したのがこの「ワンダー 君は太陽」で、ハート・ウォーミングな映画になっている。主人公は顔が醜いオギーという少年。彼が小学校5年生になって、初めて普通学校に通うようになり、その醜さから最初はクラスメイトからいじめや距離を置かれていたものの、次第に仲間として受け入れられるようになる、という映画である。いじめのシーンもあることはあるのだが、映画全体のトーンが暖かいので、いじめのシーンがあまり残酷にはならないような配慮がされている。また、オギーの成長とともに、それを見守る両親のあり方や、姉であるヴィアが友人と距離を置かれたことで新しい道を見つけ出していくという展開も柔らかい物語になる要因となっている。映画としての出来はいいので、映画ファンならば一見の価値はある作品だと思う。
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