レビューの詳細は、WONDER WOMAN(Blu-ray 3D)/ワンダーウーマン/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。スーパーヒーロー物としては異色の女性が主役で、監督も女性という珍しい映画ではあるが、予想外の大ヒットを記録した映画がこの「ワンダーウーマン」である。映画の上映時間が長いという欠点はあるが、異色の設定がこの映画の行き先をわからなくさせていて、非常に興味深い映画に仕上がっている。DCコミックの世界観を共有する作品の一つではあるが、ストーリー自身はワンダーウーマンがどうして世界で悪と戦うようになるかが描かれるエピソード1的内容で、舞台設定も現代ではなく、第一次世界大戦を舞台にしているので、この作品だけ見ても、話が破綻しないようになっている。マーベル・コミックの映画にしろ、DCコミックの映画にしろ、世界観を共有するにつれ、次第に新たな観客を呼ぶのは難しくなっていくが、今作はその辺の欠点がないので、気軽に楽しめるところはある。女性が主役なので、男性俳優は通常の映画とは逆に添え物的存在になっているのが面白いと思う。
コメント