昨日のMotherboardというサイトによると、Appleがハッカー集団から脅迫を受けているということである。ハッカー集団は、5億5千9百万個のApple IDとパスワードを所有していて、4月7日までに身代金を支払わなければ、持っているデータに基づき、iCloudに侵入し、データの初期化をすると脅迫しているということである。それは、遠隔操作でiPhoneの初期化を図る、ということでもあり、話は結構深刻そうに思える。しかし、Appleの広報からによれば、Apple IDとパスワードが流出した形跡はないと明言していて、ハッカー集団が持っているデータは、LinkedInというSNSのデータと合致している、ということである。なので、このニュースは、多分大半の人間にとっては、深刻な話ではなく、LinkedInでApple IDとパスワードを使いまわしている人だけが危険ということになる。それも、ハッカー集団が本気で犯罪を実行するかどうかは不明なので、LinkedInを使っている日本ユーザー(っているのか? あまりメジャーじゃないので、よく知らないが)だけがパスワードを変更すれば、済む話のように思える。ただ、それでも危険性が全くないかと言われるかというと、そうでもないので、気になる人は、iCloudのパスワードは変えたほうが安全かとは思う。
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