あらすじ
優生クリンゴンたちにシステムの書き換えをされたエンタープライズは、ワープ5以下に落とすことができなかった。落とせば爆破されてしまうからである。そこにUSSコロンビアが救援に訪れる。タッカーが再びエンタープライズに移動し、ワープドライブのシャットダウンと、再起動を行うことで、なんとか危機を乗り越えた。そしてエンタープライズとコロンビアは共同して誘拐されたフロックスの行方を追う。そのフロックスは、クリンゴンと協力して、優生クリンゴンのDNAを作り出していた。しかし、出来たのはその副作用であるウイルスを無効化するワクチンだけだった。クリンゴン帝国は、ウイルスに感染した植民地を抹殺しようとしていた。それを阻止すべく、フロックスやアーチャーたちは、協力してクリンゴンのDNAを書き換える努力をする。
感想
優生人類になってしまったクリンゴンが、その種族の危機に陥る状況と、それを回避すべく動くエンタープライズの活躍を描いた緊迫感ある一編。地球連邦の謎の組織とリードの関係も気になるが、クリンゴンが優生人類のDNAでウイルスに感染し、結果的にフロックスのワクチンでウイルスを退治できたものの、額の凹凸がなくなってしまった、というのは、のちの「宇宙大作戦」に繋がっていて、なかなか面白い。今回もアーチャーの身を張った行動が危機を救い出すが、ちょっと出来すぎのような感じもする。
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