伝説巨神イデオン 第10話「奇襲・バジン作戦」

バッフ・クランの攻撃を逃れたソロシップは、不思議な星に着陸をして修理を行うことになる。しかし、バッフ・クランは生体発信器をソロシップに付いていたので、どこにいるかが一目瞭然だった。バッフ・クランはカララの姉、ハルルが出撃をしようとしていた。その前に自分の株を上げたいアバデデは、重機動メカで自ら出撃をする。不思議な星にいるバジンという機械生命体の習性を利用して、イデオンとソロシップを葬り去ろうという作戦だった。そのことに気付かないソロシップは苦戦を強いられる。

物語冒頭から登場していたギジェなどの上司に当たるアバデデが、自ら出撃をして、そして消えていくというまあお約束のような展開のお話。カララが完全にバッフ・クランを見限っているのが、見てとれるエピソードということで貴重である。また、カララをよく思わないシェリルとカララとの争いも見られて、ぎすぎすした人間関係がよく分かるようになっている。機械生命体が、イデオンやソロシップを襲うというのは習性みたいなもので、最後はコスモの機転により、アバデデの死に繋がっていくのであるが、その辺の危機感はよく出ていると思う。これでとりあえず重たい展開の多いイデオンの中で、主要登場人物による最初の犠牲者が出たことになる。

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