スター・トレック エンタープライズ 第6話「植民星テラ・ノヴァの謎」

エンタープライズは、植民星テラ・ノヴァに接近していた。70年前に地球から植民したメンバーからの通信が途絶え、その後が誰も分からなかったのである。テラ・ノヴァを調査すると、地球人はおらず、地表が放射能で汚染されていた。アーチャーらは地表に降りて調査するが、そこで異星人に遭遇し、攻撃を受ける。脱出を図るアーチャーたちだったが、リード大尉が捕まってしまう。一旦退却したアーチャーらは、テラ・ノヴァが小惑星の衝突により、放射能汚染されたことを知り、異星人に再度接触を図るが、異星人は地球人に対して敵対的だった。その後の調査で異星人は地球人の子孫に当たることが明らかになるが、異星人はそれを認めようとしなかった。そして異星人の身に降り掛かっている別の問題も聞き耳を持とうとしなかった。それでもアーチャーは粘り強く彼らを説得する。

宇宙探査初期に地球から移民をしたテラ・ノヴァからの消息が不明になり、その顛末をエンタープライズのクルーが解決をするという一篇。アーチャーが苦戦をしながら、粘り強くテラ・ノヴァに住む異星人を説得をし、彼らを結果的に救うというストーリーは、見応えがある。異星人の正体が地球人の子孫に当たるという話も、あり得るなとは思っていたが、彼らが地球人を嫌っている理由が、放射能に汚染される前のテラ・ノヴァの住人たちと地球人たちとのいさかいによるものの影響だとは、根が深いと思う。それをアーチャーたちの身で示した対応で、事態が収束するのは、話としてすっきりしている。ラスト、メイウェザーがアメリア・エアハートの失踪の話をしていたが、これは「スター・トレック ヴォイジャー」の1エピソードで意外な形で解決をしているのが、シリーズを見ている者へのサービスかと思う。

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