本日付の日経新聞によると、経営の苦しいPioneerが主力のAV機器の製造・販売からの撤退を検討中だという。売却先は船井電機という話であるが、これ、Pioneerからしたら、母屋を売却して、サブの商売(カーナビ)でやっていこうという、かなり企業のアイデンティティを揺るがす事態だと思う。PioneerのAV機器は、未だに現役のLDプレイヤーがあるが、壊れたら修理しようがないので、少しずつだが、LDの映像・音響をMacにダビングしている最中である。かつてはAVメーカーの御三家と言われたPioneerも、時代の波にはあらがえないということかと思う。確かに僕みたいなマニアは別にして、普通の人はMP3とかAAC辺りの圧縮音源で音楽を楽しむスタイルになってきて、豪華なAV機器がいらない状況になっている感じである。日経の記事なので、観測気球的要素が強いと思うが、それでもショックは受けた。何とか頑張ってほしいとは思うが…。
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