連邦のソロモン攻略は、着実に連邦優位のまま進んでいった。ソロモンの指令ドズルは、新型モビルアーマー、ビグ・ザムで出撃をし、連邦のジムやボール、戦艦等を撃破していったが、時既に遅しだった。戦いの最中、スレッガーの載るGアーマーは破損し、ホワイト・ベースで修理を受ける。スレッガーに想いを寄せるようになったミライは、彼の心配をするが、スレッガーは大人の対応でそれをかわす。再度出撃したスレッガーはアムロと共同でビグ・ザムの撃破に当たる。
ソロモン攻略戦の後半にして、重要なドラマが展開される濃密なエピソード。ミライがサイド6の時のカムランに対する対応から、いつの間にかスレッガーに想いを寄せるようになるが、スレッガーはそれをさらりとかわすところなど、ガンダムが人間ドラマとしてきちんとしているというポイントであろう。それはジオン側も同じで、ドズルと、その妻・娘の関係にも現れている。ビグ・ザムのエピソードはスレッガーの死という点で重要だが、アムロがニュータイプに目覚めたからか、ドズルの邪気を見るという点でも貴重なポイントである。
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