トウジがエヴァのパイロットで、ゲンドウの命令で彼を殺そうとしてしまったことに、シンジは怒り、エヴァを使って恫喝する。しかしゲンドウによって排除させられ、シンジはエヴァを降りることを決意する。シンジは先生の元に帰ろうとするが、その時最強の使徒が襲来する。アスカとレイのエヴァはその使途に倒され、シンジは再びエヴァに乗って使徒と対峙する。
話的には結構ハードな展開であると同時に、人間ドラマとしても秀逸な一篇。シンジの心の移り変わりが実に丹念に描かれている。シンジのエヴァから離れるという決断も、積極性を持っているところが話的にはポイントだろうと思う。そしてそのシンジがアスカやレイの状況、加持との問答によって再びエヴァに乗り込むまでの展開は、ドラマ的に魅力に溢れている。エヴァ初号機の覚醒は今後に影響あるようで実は大してないのだが、ラストを知らないと「今後どうなる?」という期待感を持たせる展開だと思う。
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