個人的には、ジェームズ・キャメロン監督の最高傑作ではないかと思っている、1991年の映画、「ターミネーター2」の26年ぶりの劇場再公開であり、かつ4Kレストア&3D仕様で復活させたものである。映画そのものの内容は、1991年の劇場公開から、レーザーディスク、DVD、Blu-rayと何度も円盤メディアを購入し、鑑賞しているので、内容は熟知しているが、改めて劇場で映画を鑑賞すると、26年前の映画とは思えないアクションの連べ打ちで、映画の中に没頭させる出来になっている。また、ターミネーターとサラやジョンとの交流も、物語のテンションを高めるのに一役買っている。T-1000の無敵ぶりには、恐怖すら感じるし、ストーリーの出来は高いと思う。3D仕様での公開だが、画面から飛び出す映像ではなく、スクリーンの奥に立体感を感じる奥行き重視の映像なので、極めて自然な立体映像になっている。また、音響も当時のDOLBY STEREO SRから、非圧縮のデジタルサウンドにリマスターされているので、音響効果も改善されているのが、特徴である。残念なのは、上映劇場の少なさと、上映回数の少なさで、多くの観客にアピールできなかったところである。夏休みの公開が正しかったのか、疑問は残る。
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