バークレーの発案したパスファインダー計画により、艦隊とヴォイジャーがわずかなデータ量だが、月1度の通信のやり取りを行えるようになった。そこでドクターは、自分を開発したジマーマン博士が難病に冒されていることを知る。ジェインウェイ艦長を説得して、ドクターは自分のデータを艦隊に送ってもらい、直にジマーマン博士の治療に当たろうとするが、ジマーマン博士はドクターを認めようとせず、二人は険悪な状態になってしまう。
ドクターとその生みの親であるジマーマン博士の関係を描いた笑いあり、感動ありの一編。ジマーマン博士からすれば、ドクターを含むEMHマーク1は艦隊から欠陥品と決めつけられたことで、かなりの屈辱を追っていることが明らかになる。確かに初期のドクターの患者に対する態度をみれば、欠陥品と決めつけられてもしょうがないだろう。ただ、ドクターの場合は様々なサブルーチンを追加してきて、性能アップしているので、欠陥品ではなくなっている。その辺がジマーマン博士にも分かったことが、屈辱を晴らしたことになるのではないかと思う。物語に関係する人物として、バークレーや、TNGのディアナ・トロイがゲスト出演しているのも見所の一つである。
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