デルタ宇宙域でヴォイジャーと同じく管理者によってアルファ宇宙域から飛ばされてきた連邦の宇宙船イクワノックス。彼らは異空生命体から攻撃を受けており危機的状況にあった。救難信号を受け取ったヴォイジャーが駆け付け、一時的にシールド強化で対応するが、イクワノックスの艦長ランサムは部下に命じて自分たちが行っていることをジェインウェイに隠していた。それはアルファ宇宙域に帰るために異空生命体に犠牲を払うというものだった。
第5シーズンのラストは前後編の話になった。管理者によってデルタ宇宙域にヴォイジャーと同じく飛ばされてきたイクワノックスと異空生命体の話で、艦隊の規約の順守か、自分たちが故郷に帰るのが重要かという命題を解いている。ジェインウェイ的には許されない行為だが、ランサム艦長は故郷に帰るために生命体を犠牲にしてまでも行為を行おうとする。二人の艦長の駆け引きと、その部下の取り巻く環境がなかなか面白い。副長のルディがベラナとかつては恋人同士だったという設定や、イクワノックスにいたくない少尉が出てきたりと、見どころ満点のエピソードである。
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