配信サービスで4K/DOLBY ATMOS作品が多いのはどこか

昨日、AmazonプライムビデオのParamount+チャンネルで「クワイエット・プレイス: DAY 1」を視聴した際に、画質やサラウンドがHD/5.1chであることを確認した。その後、U-NEXTのmaxで「陪審員2番」を再チェックしたところ、この作品もHD/5.1chであることが判明した。

現在、僕は多くの配信サービスを定期購読している。時代の流れからディスクメディアの終焉を感じているうえに、これまで購入を続けていた輸入盤4K UHD Blu-rayが円安の影響で負担になってきたため、配信へシフトすべきかを考えているところである。

しかし、前述のように配信サービスでは4K/DOLBY ATMOSで提供されていない例が多々ある。そこで、僕が2025年3月31日現在で契約している配信サービスのうち、4K/DOLBY ATMOS対応に積極的かどうかを、自身の体験をもとに列挙してみる。

各配信サービスの4K/DOLBY ATMOS対応状況

Apple TV+

Apple TV+は基本的に4K/DOLBY ATMOSでの配信が標準仕様となっている。ただし、話題作は少なく、作品の質は高いもののキャッチーではない点が減点要素だ。

Amazonプライムビデオ

Amazonプライムビデオは基本的にHD/5.1chの仕様が多い。最近ではUHD/HDR10+表記が増えてきているが、プライム会員特典で視聴できるのはHD/5.1chがほとんどであり、UHD/HDR10+での視聴には別途料金が必要な場合が多い。

Disney+

Disney+のプレミアムプランでは、多くの作品が4K/DOLBY ATMOSで視聴可能である。しかし、Disneyが実写映画を配給していたTouchstone Picturesなどの作品は、いまだにHD/5.1chのものが多い。

max/U-NEXT

max/U-NEXTでは、作品ごとに画質やサラウンドの仕様が明記されていない。そのため、実際に視聴しないと詳細がわからないが、一部作品は4K仕様であり、DOLBY ATMOS対応のものもある。ただし、HD/5.1ch仕様の作品が依然として多く、4KやDOLBY ATMOSで視聴するにはAndroid TVを搭載したテレビやFire TV Stickなどのデバイスが必要となる。

Netflix

Netflixのプレミアムプランでは、Netflixオリジナル作品のほとんどが4K/DOLBY ATMOSで視聴できる。他社からの買い入れ作品も4K/DOLBY ATMOS仕様のロゴが増えてきているが、実際に視聴したことがないため未確認である。

Paramount+/Amazonプライムビデオ

Amazonプライムビデオ内のParamount+チャンネルではHD/5.1chが基本仕様である。Amazonプライムビデオの一般的な仕様と同様であり、元々Paramount+がWOWOWオンデマンドやJ:COM STREAM内で配信されていた影響があるのかもしれない。

総評

こうして僕が確認した限りでは、依然としてHD/5.1ch止まりのサービスが多いのが現状である。本国アメリカでは4K/DOLBY ATMOS仕様で配信されているのと比較すると、日本の状況はやや寂しい。しかし、maxやParamount+のように、日本の既存配信サービスと協業する形で展開しているケースを考えると、日本市場への投資は慎重にならざるを得ないのかもしれない。それでも、これらのサービスが日本で展開を続ける限り、いずれは仕様が改善される可能性もあるだろう。

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