パリスとトレスの結婚式で沸くヴォイジャー。しかし、ヴォイジャーの船体に異常が見つかる。それどころかクルーたちにも異変が起こり、死亡者が出てしまう。調査の結果分かったのは、ヴォイジャーは本物ではなく、1年ほど前に遭遇した流動生命体がヴォイジャーとクルーの記録と記憶を持って地球を目指しているという事実だった。チャコティの強い主張が通り、流動生命体のヴォイジャーはデーモンクラスの故郷に戻ろうとするが、船体はますます不安定になり、クルーも次々に死んでいった。
今回のエピソードはインパクトがあったのでよく覚えている話なのだが、まさか第4シーズンで登場した流動生命体のその後のエピソードを描いているとは思いもよらなかった。ネタは物語中盤ではっきりし、後は故郷であるデーモンクラスの星に帰れるのかという疑問と、彼らがヴォイジャーのクルーとして体験したことを他人にどう伝えていくのかが、物語のキーポイントになる。結末は結構シリアスな展開で、なんとも言えない後味の悪い終わり方になっているが、それもまたひとつのあり方だと思う。
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