トレスとパリスは作者不明のホロノベルを見つける。それはマキのクルーが反乱を起こしてヴォイジャーを制圧するという内容だった。最初はふたりだけの秘密のはずが何故か噂が広まり、多くの士官がこれを体感していた。そのことを知ったトゥヴォックは自分が作者であることを名乗りでて、パリスと共同で途中で終わっている話の続きを書こうとするが、なんとそのホロノベルに死んだはずのセスカが細工をしていて、二人は生命の危機を迎える。
最初は設定を忘れたかと思うような展開のマキのクルーによる反乱を描いたもので、この前半話も面白かったが、後半のセスカが細工をした危険なホロノベルのほうが、余計にハラハラして面白かったと思う。それにしてもこのセスカというキャラクター、脇役にしては結構存在感のある悪役になっているなと思う。スタッフもこのキャラクターに愛着があるのではないかと思ったりする。前半のチャコティの悪役ぶりも最近の従順なキャラとは違って新鮮味があったりする。第3シーズン残り2話でこのような面白い話が作れるところに第3シーズンからの方向転換の成果が出てきていると思う。
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