ケイゾンにたびたび攻撃されるヴォイジャーは、被害のほどが広がっていた。艦隊の誓いに反するが、艦長のジェインウェイは副長のチャコティやトゥヴォックの提案を受け入れて、ケイゾンと平和協定を結ぼうと行動する。しかし交渉は決裂、交渉人として派遣されたニーリックスはケイゾンにつかまってしまう。そこでトレイブというケイゾンに迫害を受けている種族と知り合ったヴォイジャーは、トレイブと協定を結び、再度ケイゾンとの平和交渉をしようとするのだが。
第2シーズンになって度々登場するケイゾンとの話の一つ。第1シーズンで裏切ったカーデシア人のセスカも登場してくるので、物語的に連続性を感じさせるものとなっている。戦闘種族であるケイゾンと平和協定を結ぶという困難な且つ連邦の誓いに反する行動をとるジェインウェイだったが、結局トレイブの裏に嵌り、交渉が決裂してしまうところは、物語の肝かなと思う。それでもケイゾンの種族が一堂に集結するのは見どころではないかと思う。いつもはニストリムのカラとセスカがメインに登場するのみで、他の種族は出てこないのが当たり前だからである。このカラとジェインウェイのやり取り、チャコティとセスカのやり取りはシリーズ前半の軸になっていると思う。そして本エピソードで発覚したセスカに続く裏切り者の登場。クルーの中に脱落者が次々に出てくる予感を感じさせる。
コメント