スター・トレック ヴォイジャー 第15話「殺人兵器メトリオン」

宇宙を航行中のヴォイジャーにハーコニア人のジェトレル博士が接触してくる。博士はかつてタラクシア人と戦争状態にあって究極の爆弾メトリオンを開発したことで、その良心の呵責にさいなまれていた。ニーリックスは、その博士を責めるが、ニーリックス自身が戦争に参加しなかったことで、過去の後悔にさいなまれていることを知る。博士は、ニーリックスがメトリオン爆弾の放射能を浴びて死が近いことを告げ、検査に入るのだが、真の目的は別のところにあった。

第1シーズンでは驚くほど出番の少ないニーリックスだが、出番があるときは結構キャラクター設定であるムードメーカーとしての存在ではなくて、考えさせられる話であることが多い。今作では、なんとなく核兵器を開発した科学者の苦悩を描いているような気がする。実際の原子爆弾を作った科学者がどのような心境だったかをよくは知らないのだが、このストーリーのように苦悩しているのではないかと思う。我々日本人としては、広島・長崎の原子爆弾を彷彿とさせるメトリオン爆弾の設定にうなずけるところがあると思う。

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