ある惑星で食料の調達をしていたヴォイジャークルーは、ケイゾンからの救難信号を受けて救出に赴く。そこで発見したのは惑星連邦の技術を用いて実験をし失敗したケイゾン船だった。クルーの誰かが技術を流出させたと判断したジェインウェイ艦長は、犯人の調査に当たるのだが、疑いの濃いベイジョー人のセスカは、副長でかつての恋人であるチャコティに必死に否定をする。判断に苦しむチャコティだったが、真の犯人はいったい誰だ。
第1,2話で登場してからずっと登場していなかった好戦的な種族であるケイゾンが久しぶりに登場。これまで脇役で1シーンか2シーン程度の出演だった、マーサ・ハケット扮するセスカにスポットライトが当てられたストーリーでもある。セスカが怪しいというのには最初から描かれるが、彼女が否定をするので、誰が真犯人かは最後まで明らかにされず、ミステリー調の展開となっていて、ぐいぐい引き込まれる。まあ実際犯人はセスカだったのだが、艦長の判断に否定的なことと、反カーデシアの組織だったはずのマキのメンバーなのに、実はカーデシア人のスパイだったというどんでん返しには驚いた。これではチャコティの立場が台無しである。
コメント