スター・トレック ヴォイジャー 第71話「名誉の日」

ヴォイジャー内では、元ボーグのセブン・オブ・ナインが孤独に耐え切れずに仕事を要求する。彼女の希望は機関室での業務で、トレスの神経を苛立たせる。トレスは、クリンゴンの儀式である「名誉の日」を受けようと思い悩むが、結局やめてしまう。そんな折、カターティというボーグに襲われて生き残った種族がヴォイジャーに救援を申し出てくる。そしてヴォイジャーの申し出だけでは飽きたらずに、更なる要求をしてくるのだった。

基本はトレスがクリンゴンの儀式を受けるか受けないかということと、パリスとの関係に一定のケリをつけるかつけないかという話がメインであるが、そこに新キャラクターであるセブン・オブ・ナインがクルーとして少しずつ関係を築いていけるか否かというサブテーマも含まれている。そのサブテーマ自体がセブンというキャラクターの存在感の大きさに、ちょっとトレスの話がかすれ気味のような気もするが、ラストはトレスが愛の告白をするという思い切った展開で第3シーズン中盤辺りから引っ張ってきたこの二人の関係に結論をつけた格好になっている。それにしてもクリンゴンの話自体は面白いのだが、トレスがハーフということで、新スター・トレック ネクスト・ジェネレーションやディープ・スペース・ナインに比べると話自体が浅い気もする。そのへんは今後どうなるのかが見物である。

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