あらすじ
タルカが設計した起爆装置により、重力異常は破壊された。しかし、その空域に新たなる重力異常が出現し、異星人とのファースト・コンタクトに危機が生じる。連邦はディスカバリーにクルーと使節団を搭乗させ、重力異常の先にある銀河の淵まで行き、銀河を超えて異星人との接触を試みる。その銀河の淵は銀河バリアで守られていて、ディスカバリーが銀河の淵を超えるのはかなり危険だったが、バブルの中に入れば、銀河の淵を抜けられると知り、ディスカバリーはバブルの中に入り込む。その頃、ブックとタルカも銀河の淵を超えるための反物質を手に入れるため、ある惑星に到着する。そこはエメラルド・チェーンの支配していた監獄で、実はタルカはエメラルド・チェーンに捉えられていて、そこで別の科学者と出会い、楽園にたどり着くためのエンジンの開発を密かにしていたのである。別の科学者とタルカは友達になったが、タルカは実はエメラルド・チェーンの指示で別の科学者の動向を探る任務を帯びていて、彼を裏切ろうとするもできず、彼を救うべく行動していたのだった。タルカが重力異常を破壊しようとするのは、その別の科学者と楽園に行くためのパワーを欲していたからであった。事実を知ったブックはタルカの行動を認知し、反物質を手に入れ、銀河バリアの突破に挑む。ディスカバリーは苦戦を強いられていたが、なんとか銀河バリアを突破し、銀河系の外に出た。しかし、重力異常が動き出し、71時間後にはニバーや地球にも被害が及ぶことが明らかになる。
感想
物語も佳境に入り、ディスカバリーが謎の重力異常を産み出した異星人とのファースト・コンタクトを目指して、スター・トレックシリーズでは初となる銀河の外に出ていく話が今回のメインである。そこには想像を絶する世界が待ち受けており、今後の展開が気になるところである。その一方で謎の行動をするタルカの過去が明かされ、彼もある信念を持って行動していることが明らかになる。それは友達を救いたいという思いと、故郷と呼ばれる楽園に辿り着きたいという思いからなっていて、ブックもその事実を知り、タルカの行動を認めることになる。でも、タルカ&ブックのコンビと、ディスカバリーのクルーとの異星人との接触は、どちらが先かで物語の展開が大きく変わってきてしまうと思う。それが次回以降どう展開していくのかが、興味の対象である。
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