中洲ジャズといえば、毎年9月に福岡市の歓楽街中洲を彩るジャズの無料ライブイベントである。僕もこの中洲ジャズの存在を知って以降、できるだけ観に行くようにしていた。出演者の中にSchroeder-Headzが参加しているというのも、観に行っていた理由である。佐野元春のサポートバンド、THE COYOTE BANDのキーボーディスト、渡辺シュンスケのソロプロジェクトとして、楽しみにしていたのである。
しかし、2019年は交通事故を起こしてしまい入院中だったので観に行けず、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催そのものがなくなっていた。2021年は中洲ではなくJR博多シティのホールで小規模開催をしていたが、それは僕はインターネットの配信で見ただけであった。そのため、2022年の中洲ジャズは通常通りに開催され、Schroeder-Headzも出演するというので、楽しみにしていたのである。
しかし、日時が近づくにつれ、突如発達した台風14号の進路が福岡に影響を及ぼしそうだという天気予報が増え始めて、僕個人としてもどうなるのだ、中洲ジャズは? と心配になってきた。台風の進路も気になっていたが、雨天の中屋外でライブを見るのも気が進まない状態だった。
今日、中洲ジャズの公式サイトを確認したところ、「台風14号の影響でスタッフ、出演者、観客の安全を確保できないので、18日の公演は全面中止にする」という告知があった。Schroeder-Headzが出演するのは18日の夜なので、つまり僕が中洲ジャズを見に行く動機がなくなってしまった。17日の公演は予定通り開催されるとのことなので、17日に見に行こうかなと思っている人は、雨対策の準備をしてみに行ったらいいかと思う。これで、2019年からずっと生の中洲ジャズを見れていないことになる。なんか運に見放されている感がある。来年、2023年は見に行けたらいいかなと思う。
追記
17日の夕方、中洲ジャズのスポンサーである放送局KBCのニュースを見ていたところ、「中洲ジャズ2022の18日公演は中止になりましたが、代わりに一部アーティスト出演によるオンラインライブを開催します」という話が出てきた。そこで慌てて中洲ジャズの公式サイトを確認したところ、18日の16時から21時半までYouTubeのKBC公式チャンネルで無料のライブ配信を福岡の大名にあるライブハウスROOMSから行うとあり、嬉しいことにSchroeder-Headzがトップバッターで16:10から30分演奏すると発表されていた。なので、18日の中洲ジャズを期待していた人は、YouTubeのKBC公式チャンネルを16時から見ていると、雰囲気だけでも味わえるかもしれない。
さらに追記
18日の16:12からYouTubeのKBC公式チャンネルで、Schroeder-Headzのライブを見た。急に決まった配信ライブのためか、なんとピアノソロでの出演で、演奏曲の3/5は渡辺シュンスケが歌を歌うというサプライズ。珍しい選曲にアレンジだったので、楽しませてもらった。その後も福岡城のライブや水谷千重子のライブをチラチラ見ていたが、配信の制限はあるとは言え、ライブでの演奏は結構楽しめる。アーカイブもないそうなので、生中継を見られている人は幸運である。
もっと追記
16:00からの配信開始時に、チャット欄で「最後にサプライズがあるかも」とKBC九州朝日放送公式が書き込みをしていた。それで、20:50からShihoのライブを見ていた。Shihoのジャズライブも素晴らしかったが、配信終了時間の21:30を過ぎてもライブは終わらず、この日に出演したアーティストの一部がステージに上がり、アンコールで大勢で演奏し、歌うという豪華なサプライズがあった。最後にこのテンション上がる行為に、配信とは言え見られてラッキーだったと思う。
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