あらすじ
アダムス家の娘であるウェンズデーは、変わり者の少女で、大切な弟が学校でいじめられたことから、いじめた男子生徒に復讐を行い、学校を退学させられてしまう。そのため、両親は二人の母校であるネヴァーモア学校にウェンズデーを転校させる。ウェンズデーは、両親の思いを理解できず、ネヴァーモア学校から脱出する算段を最初から考えていたが、その機会が来るまでに様々な学生たちと出会い、ウェンズデーの強烈な個性が彼らに印象を残していった。超個性的なウェンズデーは、実は最近になって、接触した人の過去や未来を見ることができる能力を持っていて、それが彼女を苦しめるようになる。ウェンズデーは、ネヴァーモア学校を脱出すべく、様々な算段を考えるが、彼女が遭遇する幾つかの事件から、ネヴァーモア学校に居続けることに考えを変える。
感想
1990年代に映画としてヒットした「アダムス・ファミリー」の中に登場した超個性的な少女、ウェンズデーを主人公にして、彼女が遭遇する様々な事件と、その解決策を描く学園ダークドラマが、この「ウェンズデー」です。シーズン1は8エピソードで構成されていますが、今回はそのエピソード1を鑑賞しました。監督に強烈なビジュアルインパクトを与えるティム・バートンが配置され、音楽もダニー・エルフマンという強力タッグが組み合わさせ、ティム・バートン独特のダークな映像が十二分に堪能できるという魅力に満ちたドラマになっています。ウェンズデー自身がダークな印象を持っていることから、映像もウェンズデーに関係するシーンはモノトーンのダークな印象を与えていて、ティム・バートンらしいドラマに仕上がっています。ドラマは一応学園ものなのですが、ウェンズデーが通うことになったネヴァーモア学校には、いろいろな秘密があるらしく、それにウェンズデーが遭遇することから隠されていた秘密が徐々に暴かれていく展開のようです。
映像は4K UltraHDとのみ表示されていますが、どうもHDRは効いている感じです。DOLBY VISIONのロゴがないので、DOLBY VISIONによるHDRではないのは確かですが、HDR10あたりの効果は出ている感じで、4Kの精細感とカラーマネージメントは素晴らしいものがあります。音響もロゴはなかったのですが、DOLBY ATMOSでミックスされているので、三次元サラウンドが視聴者を取り巻くかのように鳴り響き、映像に没入できる効果を最大限発揮しています。
まだ、エピソード1を見ただけですが、この先のエピソードも期待できそうな久々のNetflixのドラマシリーズになりそう、という予感を感じさせる作品だと思います。
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