スター・トレック:ディスカバリー 第10話「我の意志にあらず」

あらすじ

胞子ドライブでジャンプしたディスカバリーだったが、スタメッツの体が限界を越しており、全く未知の場所にディスカバリーは飛んでしまう。スキャン等を行なった結果、ディスカバリーは平行宇宙にジャンプしていたことがわかる。そして、その調査の過程で、USSデファイアントも平行宇宙に飛ばされていることがわかる。デファイアントの記録を調べれば、胞子ドライブがなくても元の宇宙に帰れると踏んだロルカたちは、平行宇宙からの脱出を図るべく、ティリーを船長としたISSディスカバリーを隠れ蓑に使い、平行宇宙にあるISSシェンジョウに乗り込んでデータの収集を図ろうとする。その作戦の最中、タイラーは過去のクリンゴンの拷問に精神的に苦しむが、ドクターの検査の結果、タイラーに何らかの手術が行われていることがわかる。タイラーの本質が何かわからないまま、作戦に参加することになる。

感想

昨年の11月に未知の宇宙に飛ばされたディスカバリーがどうなるのか、2ヶ月やきもきして待っていたが、予想以上の展開に魅力を感じた。まさか「宇宙大作戦」と関連のある平行宇宙を舞台にするとは、こちらの予想を上回る展開であり、そこからの脱出に向けて活躍するクルーの設定もなかなか興味深い展開であった。格下のティリーが平行宇宙ではディスカバリーの船長に就任しているなんて、ティリーの望みからすれば、結構なギャグである。ロルカとバーナムの立ち位置も面白いが、だんだん精神的におかしくなっていくタイラーが実は本人ではなさそうである、という展開には気になるところである。スタメッツは危機を警告しているし、次回に続くで終わってしまうのはまた次回が待ち遠しいところである。

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