ジャニーズ性加害に対してマスコミの忖度体質に変化はない模様

一昨日、ジャニーズ性加害の調査報告について、思うところを書かせていただいた。その中で、「マスコミの反応があまり良くない」というニュアンスの書き込みをしていたと思う。

一昨日記事を書いた後、テレビマスコミは一斉に公式ステートメントを発表していたのであるが、どの局も言葉では遺憾の意を表しているものの、どう見ても本心で心を入れ替えてこういう性加害に対して真摯に対応する、というようには見られなかった。NHKに至っては、完全に開き直りである。

その後、TBSが秋の番組改編についての説明を発表したが、その時に「ジャニーズのタレントを従来通り起用する。なぜならば、タレント本人に非はないから」という説明で、これまで通りジャニーズ事務所に対する忖度を続ける意向であることを明らかにした。

この問題が大きくなった原因は、マスコミの見て見ぬ振り、つまりジャニーズ事務所に対する忖度が一つにあるのに、ここまでジャニーズ事務所の問題が大きくなっているのに、まだジャニーズのタレントを起用するのか、ことの本質をわかっているのか、というのが僕の実感である。

売れているジャニーズのタレントも実はジャニー喜多川の性の暴力にあっている可能性はあると思っている。というかあったからこそ売れるように取り計らった可能性の方が大きい。そのタレントたちを今まで通り起用するということは、ジャニーズ事務所にまだ迎合することと同義だと考える。本来ならば、この問題が大きくなった時点で、ジャニーズのタレントの起用は一旦やめて、他の事務所のタレント起用に変更すべきである。そうした方が、マスコミに対する影響も長期的に見れば、好感触に行くものと考える。ジャニーズのタレントの起用は短期的には視聴率はいいのかもしれないが、次第にシュリンクせざるを得ないのでは無いか。

テレビCMについては、少しずつだがジャニーズタレントとの契約を終了させている企業が出てきているという話なので、それは妥当かなと思っている。この問題が日本国内だけで騒がれていれば、人の噂も75日で嵐が過ぎ去るのを待っていれば、そのまま消失するのかもしれないが、今回はイギリスのBBCのドキュメンタリーから始まり、すでに海外でも報じられていることから、ジャニーズ事務所と付き合うことは、グローバル企業にとっては致命傷になると思っている。なので、最善の策は、ジャニーズのタレント起用をやめることだろうと思う。

ここまで書くと、ジャニーズのタレントファンからクレームが来そうだが、そもそも自身の応援するタレント自体が前述のようにジャニー喜多川の毒牙にかかっていた可能性が高いとなったら、それでも推していけるのか、と問いたいし、現実を直視しないで推しを続ければ最終的には自身の推しのタレントを応援することすら叶わなくなる可能性が高いことに気づいてほしい。

今の所、9月7日にジャニーズ事務所は記者会見を行うとは言っている。その結果によってはまた動きがあるのかもしれない。それでもマスコミ体質が変わらないようであれば、批判せざるを得ないと思う。

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