去年の秋に「一生売れない心の準備はできてるか」という映画を見てからというもの、沖縄で活動を続けるフォークロックバンド「やちむん」のCDを少しずつ中古ショップやオークションで購入し続けている。
「やちむん」のCDは大手レコード会社からディストリビューションされておらず、バンマスの奈須重樹さんが自ら設立した「しげなすレコード」というインディーズレーベルからリリースされている。なので、商品の在庫が初回生産分を売った後は、もうないのである。初期の何枚かのアルバムは再プレスしているようだが、それ以外のアルバムは新譜を手にすることはできず、レコードショップも在庫を持っていないので、中古ショップかオークションで探す以外、入手する方法がないのである。
困ったことに奈須重樹さんはストリーミング配信に否定的で、周囲が勧めても手を出そうとはしないので、「やちむん」の楽曲を聴くには中古CDを手に入れるしか現時点で方法はない。
この週末もネットを色々探していた。実は先日ヤフオクで「床屋の孫」が出品されていたのは知っていたのだが、入札を早くに行って価格釣り上がりも嫌だな、締め切りギリギリまで待とうと思っていたら、締め切り日時を忘れていて、入札に失敗したという出来事があった。
「床屋の孫」を入手し損なったのでガッカリしていたのだが、週末のネット検索で、駿河屋という静岡の中古ショップが「床屋の孫」を通常262円のところ、3連休セールで150円で売っているのを見かけた。送料とシステム利用料の方が高くて、トータルで1000円近くかかるのだが、手に入れ損なった「床屋の孫」が手に入る、と思って手にしていたiPhoneでカートに入れ、住所や氏名、支払い方法等の入力をして、CDの確保をした。
今、これを書いている段階では発送等がどうなっているのかはよくわからないが、また1枚、「やちむん」のアルバムを確保できて、気分的には嬉しい。他のアルバムもしばしば中古ショップやオークションを検索して見つけ次第確保はしたいとは思うが、流通枚数自体が元々少ないので、この先は難しいだろうとは思う。
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