僕が山本太郎さんと、れいわ新選組に関心を抱くようになったのは、ドキュメンタリー映画「沖縄狂想曲」で、山本太郎さんが国会で答弁しているシーンを見たのと、その後の映画の監督である太田隆文さんがYouTubeで山本太郎さんのことを評価していたことに始まる。
太田隆文さんが山本太郎さんを評価しているのには訳があって、太田隆文さんが昔監督した劇映画「朝日のあたる家」で山本太郎さんが俳優として出演していたのが縁となって、お互いのことを評価しあっているところにある。「沖縄狂想曲」でも山本太郎さんからの激励メッセージが寄せられたりしているので、この映画の影響を受けた僕は必然的に山本太郎さんとはどういう人なのだろう? という意識を持つようになった。
「沖縄狂想曲」を見る前では、北陸の震災の時に能登に山本太郎さんが乗り込んで視察したことで、賛否が湧き上がったことを覚えているが、山本太郎さんの行為は僕は評価していた。ただ、れいわ新選組という政党の党首としての認識が薄かった。
YouTubeで太田隆文さんのビデオエッセイを見ていると、次第に僕へのおすすめで「れいわ新選組」の主催する市民との対話会が表示されるようになった。タイミングが合うと、生中継で配信されていることもあり、時々途中まで見ることがあった。
ゴールデンウィーク中の今日、実家に帰省した。で、自室に荷物を置いて着替えたりして落ち着いたところで、iPad ProのYouTubeアプリを立ち上げたところ、この休みの日の昼間、新宿でれいわ新選組の街宣が開催されていて、それを生配信していた。ここ数ヶ月、様々な問題に対して不満や疑問点などわき上がってくるのを押さえきれず、本当はデモ活動に参加したい気分だったのだが、実家に帰省したことでデモ活動に参加できないと思っていたら、れいわ新選組の街宣生配信を見つけたので、それを1時間以上、ずっと見ていた。
れいわ新選組と代表の山本太郎さんが市民から質問を受けてそれに回答するという趣旨の街宣だったが、内容的には頷けるものが大きかった。れいわ新選組がまだ8人しか議員を国会に送りこめていないから、党としての政策をなかなか実行できないという部分はあるにせよ、その目標はまさに市民のための政策だと思う。僕は会社の関係で連合の組合に加入せざるを得ないのだが、連合が推す立憲民主党に対しても疑念を持っていて、組合の政治活動を肯定していないのだが、山本太郎さんはその辺の疑念を見事に晴らす発言をしてくれている。自民党もダメ政党だが、野党である立憲民主党をはじめとする政党もダメである、という主張は納得できるものである。
今日、東京、長崎、島根で衆議院補欠選挙が行われている。Xあたりで散々文句を言っていながら、投票率は悪いらしい。山本太郎さんの話を聞く限りでは与野党どちらに投票しても市民の困窮を変える施策はとらない、と言っていたが、それにしても政治にXでは文句は言ってもその手段である選挙には行かないというのは、片手落ちだと思うが、やはり野党への信用もないのも原因かとは思う。そう言った意味で、山本太郎さんとれいわ新選組が少しずつでも議員を増やして、国会の場で存在感を出してもらうしかないような気がする。僕自身は現時点ではれいわ新選組に期待し始めている。
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