あらすじ
サムは、ブルース・バナーと友達になる。ブルースは、ハルクになるのを恐れていた。人々が彼を恐怖の目を見るのに耐えられなかったからである。自分自身もハルクを恐れていた。サムはカウンセリングでブルースの心の傷を癒そうとする。
しかし、サムのカウンセリングはうまく行かずに、ブルースはハルクに変化させる原因となったガンマ線を自身に照射して、ハルクを消そうとする。その試みは失敗し、ハルクとは別の怪物、エイペックスが誕生してしまう。
アベンジャーズは、エイペックスを倒すべく、ハルク・バスターを大量生産して戦いに挑むが、エイペックスの力は強大で、アベンジャーズは負けてしまう。生き残ったサムたちがなんとかエイペックスを撃退するが、その10年後、再びエイペックスの痕跡を北極で見つける。
サムやパリス、バッキーたちはハルク・バスターで再び現れたエイペックスを撃退しようと奮戦するが、エイペックスとその手下共は強く、危機一髪に陥る。そこにブルースが現れる。彼は自分のミスを取り消そうと、自分自身がエイペックスになって事態を収めようとするのであった。
感想
いつの間にか年末恒例の番組になってしまった「ホワット・イフ…?」だが、今回のシーズン3で終了とアナウンスされている。そのシーズン3の最初のエピソードは、ハルクの力を持った怪物、エイペックスと戦うアベンジャーズの姿を描いた物語になっている。
しかし、今回のエピソードは、まんま「機動戦士ガンダム」と「ゴジラ」を「アベンジャーズ」の世界に取り込んだらどうなるか、というストーリーであって、日本のアニメファンならば笑える展開になっている。アベンジャーズが10年前にエイペックスに敗れた、という設定になっているので、今回の主役は二代目キャプテン・アメリカのサムであるし、パリスやシャン・チーなど、フェイズ4以降の主役たちが前面に出てくる新世代の展開になっているが、どう考えてもスーパーヒーローものではなくて、怪獣漫画、ロボット漫画である。
サムが搭乗するハルク・バスターも∀ガンダムっぽいデザインで、作っているスタッフも「ガンダム好きなのかな?」とか、「ゴジラ好きなのかな?」と思わせる描写が多かったように思う。
もしも…?の世界の話なのでなんでもありだが、こういう展開で幕を上げるとは思いもしなかった。年末年始は、このアニメで楽しみたいと思う。
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