スター・トレック ヴォイジャー 第95話「暗黒の汚染空間」

ヴォイジャーが何もない虚無の空間に入って早2ヶ月。クルーの士気は下がり、艦長は自室にこもったままだった。しかし時折シータ放射能が観測され、疑問に思ったクルーは調査を開始する。するとこの虚無の空間にも異星人が生息していることが明らかになる。そしてここを放射能のゴミも捨て場にしている別の異星人がいることも。ジェインウェイ艦長は打開策を見つけ自分一人で解決を図ろうとするのだが、クルーの反乱を受け、作戦を変更する。

なんと物語冒頭はモノクロ映像でのパリスの楽しむホロプログラム「キャプテン・プロトン」から始まる。これまでもホロプログラムで色々な遊びをしてきたパリスだが、こんな50年代SFチックな展開を導入するとは意外である。それはさておき、本筋は暗黒の虚無の空間を航行中のヴォイジャーのクルーの士気が下がっている現状と、後半の産業廃棄物をテーマにした展開と2つある。物語前半ではジェインウェイが自分の判断の過ちを後悔している姿が描かれ、違った一面を見せる。その分後半はいつものタフなジェインウェイが見られるので面白いと思う。星の光がないので、ヴォイジャーの照明も暗くなりがちで新鮮な気分になれる。その分クライマックスは面白いと思う。

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