フロントハイト設置のハイトスピーカーが、DOLBY SURROUNDの効果を上げている

先週の土曜日に、「ホームシアターリニューアルは完了」と書いた。DOLBYイネーブルドスピーカーのMXT90をフロントハイトの位置に設置し、土曜、日曜日でDOLBY ATMOSのデモや映画を見て、満足のいく結果になっている。

だが、それで終わりというわけでもなかった。というのも、DOLBY ATMOS対応のAVアンプはもれなくDOLBY SURROUNDというフロントハイトのスピーカーまで駆使したサラウンドモードを搭載している。僕の場合、FMラジオやテレビの音声、レーザーディスクはDOLBY SURROUNDで再生するように設定してあった。もちろん、Blu-rayやDVDもDOLBY DIGITALやDOLBY TRUEHDの音声出力があれば、DOLBY SURROUNDで再生されるのだが、普段から聴くのはFMラジオとテレビの音声である。MXT90をDOLBYイネーブルドスピーカーとして設定してあった時にも、DOLBY SURROUNDの出力になっていたのだが、どうしてもDOLBYイネーブルドスピーカーの効果の制限があるため、頭上に音が広がる感覚は薄く、せいぜい2chステレオ音声が5.1chに広がる程度だった。

それが、MXT90をフロントハイトに設置したため、DOLBY SURROUNDの効果が目に見えて出てくるようになったのである。FMラジオを聴くと、音楽がかかっている時間は、フロントハイトの位置を含め、5.1.2chフルで音が広がるため、3次元空間に音が広がる感覚を覚えるし、レーザーディスクで音楽ライブLDを少し見たが、各楽器が頭上に展開され、臨場感が増しているのである。

これまではどうしても天井方向への音の広がりが薄かったため、DOLBY SURROUNDの効果も限定的だったが、今後はかなりDOLBY SURROUNDでも音の広がり感を楽しめるのではないかと思う。

主に僕が見ている映画のBlu-rayではdts-HD MAが主流なので、DOLBY SURROUNDではなく、dts Neural:Xがメインで活躍することになりそうだが、dtsも最近デモディスクを手に入れたので、そのうちdtsのデモディスクによるdts:Xのレビューも書けそうではある。dtsのデモディスクはすでに再生はしている。

とにかく、スピーカーをフロントハイトに設置できたのは、結構楽しい。福岡の社宅では実現不可能だっただろうから、横浜でマンションを買って、実現できたのは幸運だと思っている。

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