あらすじ
精神病院で、隠され続けたのけ者を解放してしまい、挙げ句の果てにタイラーをも解放してしまったウェンズデーはタイラーによって負傷を負わされ、病院に昏睡状態で運ばれる。
そのウェンズデーのそばに死んだはずの前校長ウィームスが現れる。ウィームスの姿を見ることができるのはウェンズデーだけだった。昏睡状態から覚めたウェンズデーは、タイラーをなんとかしようとする。
タイラーは、ネヴァーモア学園の「死者の日」のイベントに現れるとウェンズデーは確信していた。そのタイラーから「ウェンズデーとイーニッドを殺す」と脅迫メールが届く。それを止めようとウェンズデーはタイラーを抹殺できる薬を研究する。
その頃、精神病院から逃走したのけ者の大半は始末されたが、1938番と番号が振られた女性とゾンビのスラープ、タイラーだけはまだ捕まっていなかった。ゾンビのスラープは、生きた人間の脳を食べ続けたので、次第にゾンビから生きた人間に近づいていた。スラープをなんとかしようとパグズリーは考えるが、スラープも「死者の日」の祭りに参加するだろうと考え、父ゴメスと祭りに参加する。
ネヴァーモア学園の秘密結社をイーニッドは強引に招集させ、対タイラーの作戦を練ろうとするが、ウェンズデーも加わり、イーニッドを囮にしてタイラーを捕まえることになる。
そして、「死者の日」の祭りの中で、スラープをなんとかしようとするパグズリーと、タイラーを仕留めようとするウェンズデーたちの行動が目立つようになるが、逃走した1938番の女性の正体がモーティシアによって明らかにされ、タイラーにも影響を及ぼす。
感想
シーズン後半の5話目は、4話で謎だった部分にある程度の解決をみてしまった話になっている。危険な存在であるタイラーを鎮めるのが1938番と言う番号で精神病院に監禁されていた女性というのも予想外だったし、ウェンズデーがタイラーを鎮めようとしていた作戦が1938番の女性の登場でひっくりがえるのは意表をついている。
その一方でシーズン1で象徴的だった前校長のウィームスがウェンズデーだけに見える霊としての存在として再登場し、ウェンズデーのやることに批判を繰り返す様は、なかなか意外性のある展開である。新入生のアグネスも姿を消してウェンズデーのやることを密かに観察しているが、ウィームスも同じような状態で対照的である。
その一方で、パグズリーが解放したゾンビであるスラープが徐々に自我を取り戻していくのも気になる展開で、パグズリーと父のゴメスがスラープが逃げるのを見逃している状況は、今後の展開に影響を及ぼす。
この5話でまたいくつかの謎は解決したものの、解決していない謎も色々残っているので、残り3話が楽しみである。
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