スター・トレック:スターフリート・アカデミー シーズン1第10話「ルビコン」(Paramount+/Amazon Prime Video)

あらすじ

ブラカが率いるヴェナリ・ラルの攻撃を受けたU.S.S.アテナは、円盤部分を切り離して逃走するが、ブラカがオメガ47を連邦の領域全部に仕掛けてしまい、オメガ47が起爆すれば、連邦に大損害が与えられるという危機に陥る。そして、アテナだけはオメガ47の領域外にいた。

ケイレブの母アニーシャは、ケイレブたちと共にアテナに収容されるのだが、艦長がナーラだったため、怒りに燃える。アニーシャを刑務所に送ってケイレブと引き離した張本人だからである。しかし、その怒りをぶちまける前にアテナの円盤部にブラカが乗り込んできて、ナーラとアニーシャを自分の船に連れ去ってしまう。ブラカはアテナに乗り込んでいて隠れていた候補生たちに気づかずにいた。そして、アテナを破壊しようとするが、ナーラがドクターに伝えた伝言により、アテナのホログラムが破壊されたことにして、難を逃れる。

ブラカは自分の船に自分に同調する異星人たちを集めて、連邦に対する裁判を開始する。被告はナーラであり、判事はアニーシャである。ブラカは自分の父が連邦の船に攻撃されたという話を始め、連邦への恨みをぶちまける。アニーシャもケイレブと引き離されたことへの恨みをナーラにぶつけていた。

難を逃れたアテナだったが、航行するのすら難しい状態だった。ドクターのおかげで破壊は逃れたが、ドクターの様子がおかしくなり、医療室に運ばれる。そのため、リノが艦長代理として活動する。なんとかしてナーラを救出し、オメガ47の活動を停止させる必要があった。

おかしくなったドクターは、何か戯言を言っていた。それがあるきっかけでオメガ47の活動を停止させる方法を伝えようとしているとわかり、サムやジェネシスたちがオメガ47を止める方法を見つけ出す。しかし、その方法を使うには、起爆装置を持っているブラカの近くに行く必要があった。そのため、ケイレブはタリマに頼んでアニーシャの居所を探ってもらう。アニーシャのそばにはブラカがいるはずだからである。

ブラカの居場所がわかったため、そこに接近するアテナだったが、オメガ47を無効化するには時間を要した。そのため、ケイレブは直接ブラカの元に行き、今の連邦に対する心境を周囲に伝えた。ケイレブはアカデミーでの生活から、友人との付き合い方を学び、家族の一員としてそこに存在していることを学んでいた。

感想

Paramount+サービス終了まで10日間というところで、なんとか「スター・トレック:スターフリート・アカデミー」シーズン1の最終話を見ることができた。最終回は9話からのクリフハンガー物語になっているが、オープニングクレジットも意図的に変えてあるし、ラストもいい余韻が残る終わり方になっている。

シーズン1を通じての悪党であるブラカが報いを受ける展開はスカッとするし、連邦の存在意義や、ケイレブが母を慕う姿から、アカデミーの生活を通じて同級生たちとの友情を育み、また友人たちを家族と思うようになっているという成長物としてもよくできた最終回だと思う。

さらにはブラカが仕掛けた連邦崩壊の罠も、アカデミーの生徒たちの活躍により解決するという内容は、見ていて気持ちいいものである。

ただ、ブラカの存在や考え方は、現在の国際情勢を反映したものではないかという気がこの最終回を見て感じた。連邦という組織の存在意義を問っているようにも思える。「スター・トレック:ティスカバリー」のシーズン3から32世紀の連邦崩壊からの復活を描いているが、それをちゃんと受け継いでいるように見える。

Paramount+のサービスがなくなるので、しばらく「スター・トレック」の新作は見られないのが残念ではあるが、状況は変わることもあるのだから、静かに様子を見守りたい。

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