戦史・紛争史研究家である山崎雅弘さんの著書を買って読むのは、この「戦争を甘く見る空気」で3冊目である。過去の書籍の内容から、山崎雅弘さんに対して信頼を置いているので、今回も書籍を購入して読んでみることにした。
今回の内容は、1930年代の日本の空気を紹介することで、現代の日本を覆い隠そうとしている不穏な空気を解き明かそうとするものである。1930年代の日本というと、中国との戦争を始めた年代でもあり、次第に日本における発言の自由がなくなり、国民全てが戦争賛成の空気の元、破滅的な太平洋戦争にまで発展していった年代である。
ここ最近、南京事件の全容を記した本なども読んだこともあり、1930年代の日本の空気についてはある程度わかっていると思っていたが、甘かった。この本を読むと、あまりに今の日本を漂っている空気感と1930年代の日本の空気感が似ている、というかほぼ同じ状況なのに驚いてしまったし、1930年代の日本の空気を説明する文章を読んでいるつもりが、現代日本を説明する文章に見えてきてしまう。
その最たる例は、最近のブログでは書かなくなった高市早苗総理が国民の暮らしを無視して戦前日本回帰を狙った法案を重点的に取り組んでいることからも明らかである。本来ならば、僕もこのブログで批判を続けるべきなのだが、ブログのアクセス数が壊滅的に落ちたのと、高市早苗総理批判の記事がGoogleのインデックス化されないという事実もあって、実質誰にも読まれていない記事を書いてもダメだという判断から、意識的に書かないようにしていた。
それでも、本の感想という観点からは書けると思うが、やはり今の日本の在り方は戦前回帰に進んでいると思わざるを得ない。1930年代に日本で起きた事柄をこの本を読んで学べば、あまりの相似性に驚くだろう。
今のところの救いは、高市総理に対する支持率がようやく落ち出していることと、高市総理に対する批判のデモが数多く繰り広げられていることぐらいだろうか。自分たちの生活が楽になると期待していた層が、高市総理の全く国民を顧みない政策に愛想を尽かし始めているように思う。
この本で書かれた1930年代の日本の空気を再現できないようにするには、高市総理の辞任を要求しなければならないし、後任も間違っても小泉進次郎を総理にしてはダメだと思う。
歴史を学ぶことは同じ過ちを繰り返さないことでもあるので、こういうわかりやすい本を読むことで、歴史を学んで学習することが大事だと思う。
