スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド シーズン4第3話「親友人間」(WOWOWオンデマンド)

あらすじ

エンタープライズの優秀なアルファ・クルーと呼ばれるシフトは、休暇も取らずに任務を続けていた。しかし、クルーの精神状態は良くなかった。特にオルテガスとスコッティの関係は悪化の一途をたどっていた。

異星人の内戦に対する和平交渉が2週間後に迫っていたのだが、クルーの精神状態を良好にするために、異星人の星に行く途中にあるリゾート惑星セズナーで休暇を取ることにパイクは決めた。クルーも休暇が取れることを喜んだ。

セズナーは大気の状態が生命体にリラクゼーションをもたらす効果があるとされていた。大気を遮断すれば元に戻るとも言われていた。オルテガスの操縦するシャトルでクルーはセズナーに行くのだが、大気を吸ったクルーたちは普段見せない顔を見せ始める。

気がつくと、オルテガスとスコッティはシラフのままで二人でいた。何か起きたのかわからないまま、他のクルーを探し歩く二人だったが、スポックは二人が植物に見えるという。また、スポックのそばにはいないはずのカークがいた。

セズナーの代表者が二人に近づき、紙の手紙を渡して「パイクに届けるよう」伝える。そのため、二人はパイクを探すことになる。ようやく見つかったパイクに手紙を渡すと、手紙には「異星人との和平交渉は2時間後に行う」と書かれていて、二人はパニックになる。

なんとかクルーをかき集めてエンタープライズに戻ろうとする二人だったが、シャトルが消えてしまい、困ってしまう。そのため、リラックスしているにもかかわらず平常に見えるスポックを頼りにシャトルを探す羽目になる。

感想

今日のエピソードは、メインはオルテガスとスコッティという相性の悪い二人が協力して難題を解決していくバディ物である。それと同時に、サブタイトルにあるようにスポックとカークの友情を確立していく物語でもある。

話は疲労して怒りっぽくなっているエンタープライズのクルーを休憩させようと、リラクゼーションの星、セズナーに向かったことにより起きる数々のトラブルを描いた、どことなくコメディタッチのエピソードである。バーテンダーの真似をして失敗するムベンガや、クリンゴンのパワーメドレーを歌い続けるウーナ、全身に刺青を入れまくるパイクなど、通常では考えられない行動を取り続けるところを見て、唖然とするのが楽しいエピソードではある。

その中にありながら、普段喧嘩ばかりしていて仲の悪いオルテガスとスコッティが協力して問題を解決に導き、次第にお互いを理解し始めるところが、友情の始まりを描いているようで、見どころである。

そして、スポックにしか見えていないと思われたカークが実は実在していて、スポックとの友情を築き上げていくエピソードも同時に描かれていて、こちらはのちの『宇宙大作戦』に繋がる展開なので、興味深い。

エンドクレジットでもギャグを飛ばしているし、こういう普段と逸脱したエピソードでも話を作れるところが「スター・トレック」らしくて楽しい。

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