ヴォイジャーはワープドライブに必要な物資を手に入れるため、モークラが支配する惑星で、ひそかにレジスタンスから入手していた。しかしそこにモークラの警備員がやってきて、トゥヴォックとトレスが囚われの身となってしまい、ジェインウェイ艦長は、ケイレムという男に助けられる。部下を救出しようとするジェインウェイだったが、彼女のことを自分の娘だと思い込んでいたケイレムは、ジェインウェイと一緒に刑務所への侵入を試みる。
物語としては、モークラへの反乱によって、妻と娘を失ってしまい正気をなくしていたケイレムという男とジェインウェイの心の交流を描いた話がメインになっているが、その他にも囚われの身となったトゥヴォックとトレスの関係、上陸班を救出しようとするチャコティ副長の話も同時に描かれる。でも、道化師のようなケイレムの話が、印象に残るのは確かである。ジェインウェイもケイレムが彼女のことを自分の娘だと認知しているのを否定していないところが、物語を深くさせている要因の一つだと思う。一方でモークラの話から、ヴォイジャーがデルタ宇宙域で、嫌われているのが分かる。初期のエピソードは、ヴォイジャーの苦闘の話が多いような気がする。後半になるとボーグ話ばっかりのような気もしているが。
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