スター・トレック ヴォイジャー 第35話「ドクターの恋」

デルタ宇宙域を航行中のヴォイジャーは、ヴィディア人の宇宙船を発見する。中の搭乗員はライフサインが微弱で、ヴォイジャーに緊急転送をする。ドクターは、そのヴィディア人女性の脳死を防ぐべく、一時的にホログラムの体を作り、彼女の神経バッファーを移植する。命の助かったヴィディア人女性は、元々医者で、ドクターと気があった。ドクターもその女性を意識し始め、コンピュータープログラムにないはずの恋をし始めていた。パリスとケスはそんな二人を見て、恋の手ほどきをするのだが。

スター・トレックのシリーズを通して描かれる人間とは何かという問いかけに対するストーリーの一つ。今回はコンピュータープログラムであるはずのドクターが人間と同じような恋をしてしまい、戸惑うという経過が描かれる。ヴォイジャーの特徴の一つであるホログラムが自我を持つという話を描いた話になっている。ドクターがラブシーンを演じるというのは、珍しいのではないかと思う。また、第1、第2シーズンで描かれる危険な種族であるヴィディア人が今回はロマンティックに描かれているのも特徴であるといえよう。彼女の描き方もまたスター・トレック的である。この二人に恋の手ほどきをするのが、パリスとケスというのが面白い。そのパリスはサブエピソードで、チャコティに反抗し、拘束されるという事態になる。ここ数話でパリスの態度の変化が描かれるが、これは後々のエピソードにつながっていくものと思われる。

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