スター・トレック ヴォイジャー 第42話「ケイゾン総攻撃~前編~」

ケイゾンに裏切ったセスカからメッセージがヴォイジャーに届く。それは子どもが生まれたが、カラに殺されそうだというものだった。チャコティは悩むが、ジェインウェイは罠と知りつつも子供のことを考え、救出に応じる。その途中で、ケイゾンの裏切ったひとりを救助するが、彼は何かを隠していた。救助の途中ケイゾンから何故か右舷のみを攻撃されるヴォイジャーは、次第にケイゾンの罠にはまり、ついには船を奪われてしまう。Mクラスの惑星に取り残されたヴォイジャーのクルーたちだったが、船に隠れて残っていたスーダーとドクター、援軍を求めに行ったパリスがいた。

第2シーズンラストのエピソードは、第2シーズンで色々伏線を張っていた展開を一気に結びつけるような話になっている。過去のエピソードで出てきた殺人犯スーダーの再登場と、ケイゾンに裏切ってチャコティの子どもを生んだセスカ、ケイゾン・ニストリムのリーダー・カラのヴォイジャーに対する執着心、そういったものが全て今エピソードに現れている。ただし、今エピソードはシーズン・クリフハンガーと言われるシーズンをまたがっての前後編エピソードであるために、全ては描かれてはいない。船を奪われたクルーたちが今後どう対処して船を奪還するのか、船に残ったスーダーとドクター、援軍を頼みに行ったパリスの存在がどう機能していくのかは後編のお楽しみという展開になっている。脚本を書いたのが、シリーズの生みの親であるマイケル・ピラーということもあって、話の筋は面白い。ただ展開は少し冗長な感じもする。とりあえず第2シーズンは、これで終了。次は第3シーズンである。

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