エンジェル ウォーズ

2011年ワーナー・ブラザーズ

上映時間:110分

監督:ザック・スナイダー

出演:エミリー・ブラウニング、アビー・コーニッシュ、ジェナ・マローン

スクリーンサイズ:シネマスコープサイズ

音響:DOLBY DIGITAL

あらすじ:母親に死なれ、その遺産を狙う継父の策略に嵌って精神病院に入院させられたベイビードール。彼女は精神病院から脱出すべく、5つのアイテムを集めようとする。それに同調するのが同じ精神病院に入院している患者たち。彼女がダンスをするとき、空想の世界ではベイビードールを始めとする5人の少女が機械たちと戦いを繰り広げられていた。ベイビードールの脱出は成功するのか。その果てにベイビードールが見たものは?

珍しく普通の映画館でしかも日本語吹き替えで鑑賞した本作。空想の世界と現実世界がシンクロしていくさまは見ていて面白いと思った。現実世界でベイビードールがダンスをしているとき(そのシーンは描かれることがないのだが)、空想世界では激しいバトルが繰り広げられていた。見ていてふと思ったのは、一部「未来世紀ブラジル」のクライマックスに似ているなということである。「未来世紀ブラジル」では、ロボトミー手術をさせられる主人公が空想の世界に逃げこんで自我を守ろうとしたが、その辺が似ている感じはする。ただ、美少女たちが戦いを繰り広げるというのは、もしかすると日本のアニメの影響も受けているのかもしれない。映像は「300」で見せたようなスローモーションを多用したような映像で、見ていて爽快感を感じる。しかし、日米共に興行的には惨敗で、批評家の受けも良くないらしい。僕個人としては、Blu-rayが出たら買ってもいいかなと思わせるだけの内容だったと思うので、一応合格点に価すると思うのだが。ラストが意外と救われない展開になっているのは、作品に余韻を残していると思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました