DVD 佐野元春 and the hobo king band 「星の下 路の上」 2006.4.2 LIVE AT 東京国際フォーラム / HALL A

このビデオに収録されているライブのレポはこちらを参照のこと。5年前に買っていながら今日まで見なかったのはひとえに収録時間の長さにある。さすがに3時間10分という長さはそう簡単に見るという心境になれず、それに見ていない映画もいっぱいあったので今日まで延ばし延ばしにしていた。それが今日見ようと思ったのはちょっと元気が欲しかったから。なにか映像物を見たいと思いつつ、映画は昨日見たしなということでこれを選択した。見て長いなとは思ったが、DVD2枚組なので、途中で休憩が入れられるのは良かったと思う。本当は1枚で全て収録出来ればいいのだろうが、音声をリニアPCMにしているせいで収録時間が限定されてしまう。DOLBY DIGITALだと大丈夫だと思うが音質面ではリニアPCMに劣るので、やむを得ないと思う。収録曲は大半が80年代の曲で、90年代が2曲、00年代は3曲というベスト的な選曲になっている。ただし80年代の曲の大半はアレンジされているのであまり飽きるということはない。「Wild Hearts」の途中で切り替わる曲は、今やthe hobo king bandのテーマとなった「Changes」ここでこれが来るかという感じだった。よくライブでは元春の声が話題になるが、ビデオを見ていてもちょっと厳しいところはあった。声が出ていないところがある。しかし、20周年記念のライブに比べればだいぶ改善はされていると思う。このころ佐野元春は歌い方を変えようと試行錯誤していた時期なので、しょうがないといえる。それどころかTTシスターズのコーラスもあまり聞こえてこない感じがするので、ミックスに問題があるのかもしれない。ちょっと気分的に落ち込んでいた時なので、佐野元春の「希望」について触れたMCの時には元気が出たと思う。ツアーのラストということもあってツアータイトルの「星の下 路の上」も演奏されるというサプライズがある。これは魅力的である。とりあえずライブ全編を完全収録した佐野元春のライブといえばこれしかないので、その価値は大きいと思う。

星の下 路の上.jpg

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