スター・トレック ヴォイジャー 第50話「29世紀からの警告~前編~」

デルタ宇宙域を航行中のヴォイジャーの目の前に29世紀の連邦の船が訪れる。そして29世紀での太陽系の大爆発にヴォイジャーが関係しているという理由でヴォイジャーを破壊しようとする。その防御に当たったヴォイジャーの行動が裏目に出て、29世紀の船は1967年のアメリカに、ヴォイジャーは1996年のロサンゼルスに飛ばされてしまう。ジェインウェイたちは、ロサンゼルスで変装をしながら調査を行うが、29世紀のテクノロジーを手に入れたスターリングという男に発見されていて、逆にピンチに陥る。そればかりかテレビにヴォイジャーの映像が映されてしまい、歴史に混乱を与えてしまう。

第3シーズンの中でも面白い部類に入るのではないかと思われる「29世紀からの警告」の前編だが、タイムトラベルを扱っていてスター・トレック・ユニバースに新しい事実が追加されたことになる。29世紀から来たブラクストン艦長が時空の歪みにとらわれ、1967年に墜落してしまい、スターリングに技術を奪われるという設定は、後のコンピューター技術の発展にパラドックスが生じていることになり、ややこしくなっている。普段は見ることのできない普段着のジェインウェイ、チャコティ、トゥヴォック、パリスが見られるのは面白いかもしれない。また、1996年という放送当時の風景をロケーションしているのも魅力的だと思える。スターリングとジェインウェイの対決は今のところスターリングに分があるように見えるが、後編にどういう展開になるのか、パラドックスは解けるのか楽しみである。

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