新世紀エヴァンゲリオン 第16話「死に至る病、そして」

エヴァのシンクロテストで好スコアを叩き出したシンジは、自信を持つ。逆にアスカはシンジに大差で負けたことに腹を立てていた。そんな折謎の球体が第3新東京市を襲う。出撃したシンジは、球体に攻撃を仕掛けるのだが、実はその球体の本体は地面の黒い液体であり、その液体の中は無限の空間になっていた。シンジの乗るエヴァはその中に取り込まれ脱出できなくなり、シンジは自分の自信について煩悶することになる。

エヴァがおかしくなる最初のエピソードと言えるのがこの第16話。物語前半は普通の使途との戦いと人間ドラマなのだが、後半シンジの自分との自問に入るあたりから実験的映像が登場する。シンジの声が黒い画面に白線だけという映像にかぶさるようになっていたり、サブリミナル映像が使われていたり(ここでシンジの母である碇ユイの事故の件が触れられているようである)、かなり唐突感がある。そしてシンジ以外にもアスカが少し様子がおかしい感じを見せている。そういった面も含め、ライブ感を重視したというエヴァの本領が発揮されているように思う。

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