スター・トレック ヴォイジャー 第169話(最終回)「道は星雲の彼方へ」

ヴォイジャーは23年のデルタ宇宙域での航行の末、地球に帰還した。それから10年が経ち、未来のジェインウェイはある決意をする。その頃、現在のヴォイジャーはある星雲の中にワームホールの巣の様な物を見つけた。早速星雲の中に入るヴォイジャーだったが、そのワームホールの様な物は、ボーグのトランスワープ・ハブだった。危険を感じたジェインウェイは撤退を指示するが、そこに未来からジェインウェイがやってくる。未来のジェインウェイは、その後のヴォイジャーにおいて数多くのクルーが命を落とすことに心を痛めていて、現在のヴォイジャーにボーグのテクノロジーを使って地球に帰還するよう進言に来たのである。最初は反発していた現在のジェインウェイも最終的には心変わりをし、未来のジェインウェイと協力をすることにする。しかし、その行動はすべてボーグ・クイーンに筒抜けだった。

ヴォイジャーの最終回である「道は星雲の彼方へ」は新スター・トレックの最終回と同じくタイムトラベル物を題材にした展開だった。話は二人のジェインウェイが出てくるのでややこしいが、それにボーグの壊滅も絡めていて、感動の最終回になっている。登場人物の立ち位置がクリアになっていて、なかなか面白いラストである。それにしても全7シーズン、長い旅の物語であったと思う。メインキャラも途中交代があったり、くっついたり別れたりがあったりと、人間ドラマでもあったと思う。後半ボーグ物の話が多くなってしまったのはバランス的にどうかとは思うが、それでも初心者に「スター・トレック」の面白さを伝える物としては、悪くない出来ではなかったかと思う。まだメイキング映像等視聴は残っているが、3年半かかってようやく全エピソードを観賞し終えたのは達成感がある。

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