修理中のホワイト・ベースからカイが船を降りることになった。皆が軍人に染まっていくのに嫌気が差していたのだった。そのカイにジオンのスパイをやっているミハルという少女が接触する。カイは何となくその辺のことを感づきながらも、ホワイト・ベースの情報を漏らす。その情報を受けたシャアは、ミハルをホワイト・ベースに潜入させる。ホワイト・ベースの行き先を探るためだった。その潜入の手助けをするために、ジオンはホワイト・ベースに攻撃を仕掛ける。カイは皆のことが気になって、再びホワイト・ベースに戻って戦いに参戦する。
ガンダムの魅力の一つである、人間ドラマが強く出たエピソード。それも主人公であるアムロではなくて、これまで脇役で軟弱者のイメージしかなかったカイを、メインに置いたストーリーである。カイというキャラが、実はホワイト・ベースのキャラの中で結構重要な位置を占めているということが分かるエピソードで、それは後半のモビルスーツ戦でも遺憾なく発揮される。潜入した女スパイ、ミハルとの関係は、次回詳しく描かれる。
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