スポック、スールー、ウフーラの3人は、シャトルで第25宇宙基地に古代に絶滅したスレーバー人の遺跡である箱を運搬する任務に就いていた。運搬途中スポックは箱が発光しているのを目撃し、近くにもう一つスレーバー人の箱があると確信し調査を行う。しかしそれは連邦と敵対関係にあるクズィンティ人による罠だった。スレーバー人の遺跡である箱をクズィンティ人は奪い、箱の中を探索する。そしてある兵器を発見する。切り替えスイッチにより、武器になったり、推進装置になったりするツールである。その武器としての威力は凄まじく、クズィンティ人にとっては有利になる兵器だったが、彼らには使い方が分からなかった。
物語がスポックと、スールー、ウフーラの3人だけが登場するという珍しい回。この3人がクズィンティ人に捕われ、スレーバー人の残した兵器について、色々目にしていくという展開が物語の主軸である。スレーバー人という古代宇宙を制圧していたい星人だけあって、その兵器も色々な機能があるが、実はラストがちゃんとオチを作っているので、その辺の展開は面白い。クズィンティ人がバルカン人であるスポックと、女性であるウフーラを格下に見ているために、この2人に逆襲されるというのも、物語としていい味出している。元々はスター・トレック用に書かれた物ではないストーリーを脚色しているので、普段の展開とちょっとテイストが違うかもしれない。
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