元ネタは、2月13日付のTechPeopleの記事になるのだが、Appleで働く技術者へのインタビューで、日本のハードウェアの技術者のレベルが低いと、批評されている。台湾や中国の技術者の方がレベルが高いとも、その技術者は語っている。最初この記事を読んだとき、「そんな訳ないじゃん」と思ったのだが、記事をよく読み返すと、この技術者の言っていることは合っているな、と感じるようになった。日本の技術は、すでにデフレの時にリストラや中国などの第3国への工場移転などで、流出してしまい、日本の技術者にはもう残っていないというのがその記事であり、納得できるものである。自分の会社を見てみても、他社との差別化ができずに苦戦しているのが手に取って分かるし、工場は日本にもあるが、メインは中国だしで、相当技術力は低下していると思う。Apple自身は、日本の中小メーカーから技術を盗み取ってそれをアジアの安い工場に転用するという手段を出したが、やり口はどうであれ、日本の技術は日本にはもうないということはできる。ちょっと考えさせられる記事ではあった。
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